督促状が届いたら　大分弁護士かけこみ寺

あなたが，金銭の支払い債務を滞納しているような場合，債権者から債務を弁済せよとの「督促状」が送付されてくることがあります。

督促状等が届いたら，まず，督促状の送り主を確認し，自分にとって身に覚えのある内容の請求かどうか？を確認しましょう。請求の内容にまったく身に覚えがないようであれば，悪質な詐欺や架空請求という可能性もありますので，まずは慌てずにその請求内容等を精査することが肝要です。

金融機関等から直接送付された督促状であれば，自分自身の債務について滞納や払い忘れがないかを確認し，滞納等があるようであれば金融機関に直接問い合わせをして滞納分を支払うことで以後の督促を止めることができます。

もっとも，滞納額が大きく，容易には支払いができないような状態にある場合というには，弁護士等の専門家に相談して「債務整理」や「自己破産」等の法的な手続きを検討する必要も生じてくるでしょう。

例えば，弁護士に債務整理等を依頼して，金融機関等に対して弁護士の「受任通知」を送付してもらえば，とりあえずは，あなたに対する以後の請求や督促を止めることができます。弁護士の介入によって督促がストップしている間に，あなたは弁護士等と相談しながら，債務をどのように整理していくのかを検討していけばよいのです（場合によっては，民事再生や自己破産の検討を要する場合もあるでしょう。）。

なお，過去の借金等について，最終弁済期から５年以上経過した後に金融機関等から督促状が届いたという場合は，商事消滅時効の援用によって債務が消滅する可能性もあります。